2008/07/29

(つづき)

仙人谷を出るとすぐに、「高熱隧道」に突入します。
いまでは、高熱隧道部の両脇を黒部ダムと仙人谷ダムからの水路トンネルが2本通っていることもあり、岩盤の温度は40度くらいに下がっているそうです。

とはいえ、やはり車内まで熱気が入ってきて瞬く間に汗だく、硫黄の匂いが充満してm窓は内側も外側も曇ってしまいました。
外側内側両面ワイパーを動かして外を見ると、岩盤に硫黄が付着しています。

高熱隧道部のトンネル内部です。

その後は涼しいトンネルをしばらく走り続けます。
しかしそもそも狭い車内に満席な状況で、汗だくな状況は変わらず、、、、

そして終点、欅平上部駅に着きました。ここもトンネルの中です。
ここは、黒部峡谷鉄道の欅平駅の近くですが、黒部峡谷鉄道とは標高差が200メートルあります。
その200メートルは、竪抗エレベーターで接続されています。

このエレベーターは、トロッコも入る構造になっていて、貨車は、荷物を積んだまま、1両ずつエレベーターに載せられ、この関西電力専用鉄道と黒部峡谷鉄道を”通し”で通過できるようになっているのです。
ちなみに、この関西電力専用鉄道は上部軌道と言われますが、この上部、というのは、このエレベーターの「上部」という意味だということです。なので、黒部峡谷鉄道は下部軌道です。

到着した列車です。

奥に留置されていた別の編成です。機関車充電中だそうです。

(つづく)

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