2008/07/09

(7月2日)立山カルデラ砂防博物館の体験学習会の抽選に当たり、立山砂防工事の見学と、立山砂防軌道に乗ることができました。
立山砂防軌道は、千寿ケ原(富山地方鉄道立山駅近く)~水谷平 まで18キロの工事用トロッコです。
軌道幅は610ミリと、日本では他に例のないナローゲージです。
途中、18段のスイッチバックがあったり、もう本当に崖っぷちギリギリを走ったり、そもそも客車にはドアがないし、なかなか面白い乗車体験でした。

スイッチバックを登っていきます。

スイッチバックの上から、後続のトロッコがやってくるのが見えました。

途中で追いついた後続トロッコです。

トロッコの終点は水谷平というところで、崖の中腹のちょっとだけ平になったようなところです。
この写真で見る崖の上が、ちょうど、アルペンルートでいう、弥陀ヶ原だそうです。
水谷平は立山砂防工事の基地となっているところで、宿舎や診療所などがあります。
一般人は入れない山奥ですが、250人くらいの工事関係者が泊りがけで生活しているそうです。
宿舎は毎年夏前にプレハブを新築し、秋には撤去するそうです。そのため全部のプレハブが新品でした。

今回はとても天気がよく、山もとてもきれいに見えました。
なお、ちょうど手前の小さな山が至るところ崩れているのが写真にも写っていますが、この山が崩れることが砂防工事を実施しなければならない理由だそうです。この「崩れ」が放置しておくと富山平野に流れていってしまうのだそうです。
ちなみに、この小さな山そのものが、奥に写っているような大きな山が地震で崩れたときの堆積土砂なんだそうです。

「白岩砂防堰堤」です。立山カルデラの出口にあたるところにある「要」になる砂防ダムだそうで、文化財だそうです。
Posted by Picasa

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