2008/05/06

高岡を走る万葉線と富山市の富山地鉄市内線は、昔つながっていました。
万葉線の終点の越ノ潟から先は富山地鉄射水線という軌道線が伸びており、今の市内線と接続していたのです。
その射水線の廃線跡は、ほんの一区間ですが富山地鉄バスの専用道となっています。
今回はそのバスに乗ってみました。

万葉線の終点、越ノ潟から先は海です。ここは昔は海ではなく、港(富山新港)を作るために掘ったのです。

そのため、線路も分断され、富山側は廃止になりました。
分断された代わりとして、富山県が渡し舟を出しています。料金は無料です。

ここから富山市内へはほぼ1時間おきにバスが出ています。
ただ、廃線跡の専用道を走るのは平日、休日ともに早朝の二本くらいのみです。
専用道 と行き先表示幕に書いてあります。

いま、この新港をまたぐ大きな橋を建設中です。
古い町並みとからめて撮ると冗談みたいな建造物です。

バスはしばらく一般道を行きます。廃線跡もサイクリングロードになってますが、ほぼずっと道路に平行しています。

専用道に入りました。専用道唯一の停留所です。駅跡でしょうか?
待合室は荒れ果ててます。あまり使われてないんでしょうね。

専用道と一般道の交差点です。(昔は踏切)
バスが近づくと自動で青になります。信号の表示が面白いです。

最後、北陸本線をオーバークロスする橋を渡るはずでした。
おそらく、専用道の存在価値も、ラッシュ時に混雑するであろう線路との交差部分を専用の橋でパスすることができる、というものだったのかと思います。
ただ、もはや、橋が老朽化したためかわかりませんが、橋は閉鎖されてしまってました。

結局専用道部分は1km程度足らずで、その間の乗降はありませんでした。
専用橋がなくなってしまった今では、もうこの専用道の存在価値はあまりないのかもしれませんね。。。


最後、地鉄市内線です。立山が見えました。

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